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頑固くんと健気くんの根比べ

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アレルギーの悪化に結石、そのうえ歯が折れたりとご心配をおかけしたヤマトですが、今後も要観察ではありますがいたって元気です。温かい励ましのお言葉、本当にありがとうございました。張り切りお母ちゃんも復活です!


結石予防のために水分を多く取らせようとフードを水に浸して与え始めたものの、「こんなシャブシャブごはん要らないっ」と顔を背けてなかなか食べようとしなかったヤマト。食べ物の好みにうるさい奴なのだ。お腹を空かしてキュルキュル鳴っているのに口にせず、夜になってやっと渋々食べるといった感じで、私が根負けしておやつか何かを出すのを待っているのは明らかだった。

あのねー、君があんまりお水飲まない子だからこうでもしないと水分が取れないんだってば。だいたい子犬時代はこうして食べてたくせになんだよ。ドライフードにしろ手作り食にしろ、今後お前さんには水分多めのシャブシャブは必須なんだから文句言わずに食えー! ハンストでお母ちゃんを試そうたってそうはいかん!

この頑固さには落ち込んだ気持ちに苛立ちも加わってヒステリーを起こしそうな日々だったのだけれど、根比べの末ようやく朝晩きちんと食べるようになった。皮膚の状態も少し落ち着いてきたし、折れた歯も痛みもなく気にもしてないようなので、ひと安心。やれやれだ。優男風に見えて意外と頑固で参るよまったく。


一方タケルは、そうやって私がヤマトのアレルギーやら結石対策に時間を割いている間、構ってもらえるまで辛抱強く待っていた。ヤマトが残したフードにもがっつくことなくお座りしてじっと見つめる我慢の子。

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「食べたいなー。でも兄ちゃんのだから食べちゃ駄目。お母ちゃんに叱られるから食べちゃ駄目。でも食べたいなー。」

すぐに片付けないといつまでもこうしてずっと見つめたままひとり根比べ。タケル2才、健気さを身に付けた。

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柴彩庵の夏休み

さらば夏。まだまだ暑いけどさらば夏。毎日が夏休みのようなお気楽お母ちゃんとヤマタケだが、陽が沈むのも早くなり秋の気配を感じつつある今日この頃。暑いのは大大大嫌いだけど、キラキラと眩しい夏を惜しんで夏の想い出を振り返ってみる。


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恒例のバースデーケーキとお祝い犬。

いつまでもきかん気の強い赤ちゃんのような印象のタケルが、あっという間に2歳に。迎えた頃はその気の強さと暴れようにどうなることやらと思案していたが、ひょうきんで可愛げのある良い子に育ってくれた。頼むから早く落ち着いてくれと願っていたものの、お前が妙に落ち着いちゃうとこっちが落ち着かない。他所様にご迷惑をかけない程度に暴れん坊でいて欲しいと思うのは飼い主の我侭なんだろうね。


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春からずっと楽しみにしていた飛騨高山・白川郷へヤマタケも一緒の家族旅行。


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美味しいものをたくさん食べて、温泉にゆっくり浸かって旅を満喫。ヤマタケもホテル敷地内の爽やかな緑の中を気持ち良さそうに散歩したり、わんちゃんハンバーグに舌鼓。


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高山市街の古い町並みでは、人通りの中を犬をこんなものに乗せて歩いていたのでかなり目立ってしまい、大勢の見知らぬ方々に声をかけられ写真もたくさん撮っていただいた。おそらく大半の人は「なんでこんな珍しくもない柴犬なんか撮ったんだろう?」と今頃旅マジックに首を傾げていることだろう。

(リードをしていれば犬連れOKという場所でも、人混みの中ではペットカートは重宝しました。カートを購入するかどうかで悩んでいる方にはぜひおすすめしますよ。)


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8月最後の躾教室では他の生徒さんが皆欠席で、急遽プライベートレッスンに!

駐車場の方をじっと見つめてお友達が来るのを待っていたヤマタケだったが、いつまで経っても誰も来ない。Y先生だけがズンズン近づいてきて、レッスン嫌いのヤマトはさらにテンションダウン。レッスン中もカチンコチンに固まってしまって全く良いとこなしだった。

先生大好きー!のタケルは先生を独り占めできて最初は大喜びだったのだけれど、優秀な飼い主さんとわんこさんに紛れてついていくのがやっとの劣等生お母ちゃんとヤマタケなので、細かい箇所まで指摘され補正していくというマンツーマンのレッスンに早々に弱気になってしまった。チョークを引く前からキャンキャン鳴いて大袈裟な柴鳴きを披露。これまでレッスン中は余裕をかましていたタケルがあんなに鳴くのを聞いたのは初めてだった。お母ちゃんも上手く立ち回れない自分の不甲斐なさに半泣き。プレッシャーに弱い親子。

躾教室に通い始めてタケルは1年8ヶ月、ヤマトは1年。いつまでも初心者面でごめんなさい、先生。



そして、昨日は今年2回目にして最後の水泳@琵琶湖。

他のお友達は沖の方で呼び掛ける飼い主さんに向かって泳いでいけるようになったのに、ヤマタケは未だ自ら水の中には入れぬまま。カナヅチではないがやはり水は苦手なようだ。声を枯らさんばかりに呼んでも優しく語り掛けるように呼んでも、私に向かって泳いできてくれることはなかった。お母ちゃんしょんぼり。リードを引いて沖まで連れて行こうとしても、すぐにクルリと向きを変えて岸に向かおうとするし、褒めて褒めて泳がせようとしても聞く耳持たずでひたすら岸へ。ただ、沖から一直線に岸に向かって逃げ泳ぐのだけは誰よりも早かった。

今回もお友達に同乗してもらい、道中は頼もしく楽しく車を走らせたお母ちゃんだったが、またしても前回と同じ所で道を間違えた。標識もありナビも付いている車で、そのうえ「こっちこっち」と教えてくれる人までいたというのに。ヤマタケ同様聞く耳持たずの一直線。つくづく似たもの親子。


全くのインドア派だったお母ちゃんが腕は真っ黒、頭皮まで日焼けして、ヤマタケと一緒なら何処へでもと活動的に過ごした今年の夏。夏もいいかもと思えた夏でした。あ、登場していないお父ちゃんですが、夏とか関係なく春夏秋冬お仕事頑張ってます。

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修行は続く

ただでさえ食べ物の好みにうるさく食べるのも遅いヤマトと、与えられる物は疑うことなく何でも口に入れあっという間に完食のタケル。ヤマトのフードをシャブシャブにするようになってから、その差はさらに顕著に。


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「兄ちゃんばっかりごはんたくさんもらってズルい!」

いやいやいや、お前はつい今しがた食べ終わったばかりだろうが。むしろヤマトの方がやや少なめなんだぞ。それにしてもヤマトは不味そうに食べるうえに遅すぎ。


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「兄ちゃんはこんな美味しいものをどうして残すんだ!?」

柔らかいマフィンは喜んで食べるくせに、硬いクッキーには見向きもしない入れ歯じいさんのようなヤマトの嗜好に翻弄される食いしん坊タケル。道端の雑草を口にしようとする癖はなかなか直らないが、食べ残しに手を出すことはいけないと理解しているようで、我慢大会開催中。


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「お母ちゃん、兄ちゃんエリアにごはんが一粒落ちてるよ。食べてもいい?」

それは兄ちゃんがこぼしたものだから食べちゃ駄目です。


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「…………。」


きっとお前は兄ちゃんに試されてるんだよ。

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ヤマタケの脳内を大解剖

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エクセルで家計簿を作ろうと奮闘するも思い描いたように作成できずムキーッとなったので、ネット徘徊で現実逃避。そこで脳内メーカーなるものを見つけた。ちょっと前に流行ったらしく今更の感もあるがやってみた。




気まぐれ王子の名に相応しい脳内でいらっしゃる。煩悩を奥に追いやってミステリアス気取りですか。もったいぶりおって。でも、博愛精神をお持ちなのは大変素晴らしいですね。


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靴がそんなにお好きだったとは! 王子はやはりシンデレラをお探しに? 24.5cmのデカ足には興味ないようですけど。


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笑いすぎてお腹痛い。俺様は世界の中心、食う寝る遊ぶ。見事な俺様炸裂脳じゃないか。煩悩が回りまわっている感じもタケルらしい。


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あれもこれも大好きとな。ほんとわかりやすいな。


そしてこれは脳内相性メーカー
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これはすごい!!! 好き好き大好きちょー楽しい! 想って想って癒されるですってよ!

出逢うべくして出逢ったふたり。やっぱりお前達は血よりも濃い兄弟なんだよ! ソウルメイトといってもいいんじゃない!?


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ヤマトよ、しれーっとした顔して誤魔化しても無駄です。君の気持ちはわかりました。愛は出し惜しみしちゃいかん。奥から引っ張り出してタケルの想いを恥ずかしがらずに受け止めなさい。


お母ちゃん、こんなお遊びに嬉しくなってかなり興奮。もう家計簿なんかどうでもいいや。

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怒りん坊タケル

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夫の会社の先輩であるOさんご夫妻と愛犬コーギーの楓くんとドッグランでご一緒させてもらうことに。楓くんと会うのはこれで2回目。元気いっぱいハイパーなハンサムくんだ。


実は前回お会いした時、タケルは腰に手を乗せてじゃれてきた楓くんに喧嘩を売ってしまった。

以前にも書いたことがあるが、ヤマトも特にタケルはマウントされるのを非常に嫌がる。そもそも親しい人や犬以外に体を触られること自体好まないので、匂いを嗅ぎ合っての挨拶や追いかけっこはできても、じゃれあって遊ぶことができない。マウントを警戒するあまり腰に手を乗せようとする気配をすばやく察して、乗られる前から牙を剥いて唸ることさえある。実際、楓くんは乗っかってきたわけではなく、ちょっと腰に手を乗せただけなのだ。当然犬にも相性があるだろうし、マウントを嫌がるのはヤマタケに限ったことではないにしろ、手を乗せられたくらいで威嚇してしまうのでは困る。躾教室に通ってはいるものの、私に何をされても怒らないようにすることはできても、マウントに過剰に反応する癖は未だ克服できずにいる。

Oさんは夫が日頃お世話になっている方だし、奥様は人付き合いが苦手な私でもまたお会いしたいと思うような素敵な女性で、同じ犬飼いとしても話題が尽きず、今後もお付き合いいただきたい方々だ。ここはなんとしてもヤマタケには楓くんと仲良くしてもらいたい。お願いだから喧嘩なんかしないでおくれよ。お父ちゃんの先輩なんだからね。ドキドキしながら約束の場所へ向かったのだった。


ドッグランの入り口でまずはご挨拶。鼻先でクンクンしあって大丈夫そうだなと思いきや、楓くんが背後にまわる素振りをみせただけで、タケルが「ウゥーッ!」と唸って牙を見せてしまったために、楓くんも「ウーッ」。

ダメだこりゃ。お母ちゃん、ランに入る前から妙な汗が……。

どうやらタケルは前回のことを覚えていたらしい。先手必勝というわけか。だいたい楓くんはじゃれてきただけなんだし、それくらいいいじゃないか。

ラン内で改めて様子を見つつ近づけてみるも、顔を見合わせた段階で険しい顔つきになり、またもや楓くんが背後にまわろうとした途端に、「ウゥーッ!」

最悪だ。近づいただけで怒るなんて。よりによってここまで相性が悪いとは……。

犬として生まれた以上、順位付けは避けられないんだから素直に受け入れたらいいのに。ヘタレなくせに順位が下なのは嫌だなんてやっかいな奴だ。


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なんだその「やったった!」と言わんばかりの得意げな顔はっ。唸ったら駄目なんだってば。



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一方、楓くんとの挨拶もそこそこに他のわんことも全く絡むことなくラン内をウロウロと歩き回った挙句、端っこにひとり佇むヤマト。


ヤマタケよ、頼むから空気読め! 親の面子とかちょっとくらい考えろ!


(Oさん、これに懲りずにまたご一緒させてくださいね。)

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怖がりヤマト



ヤマトは子犬のときから吠えるだとか咬むだとかいたずらをするといったようなことはせず、手のかからない子なのだけれど、臆病で神経質な性格なため、手はかからない代わりに周りに気を遣わせるという面倒な一面を持っている。「箱入り息子」「王子」と呼ばれる由縁だ。

雷は平気なくせに、爆竹の発砲音やボールを壁に打ちつける音、「パーン」という乾いた音が大変お気に障るらしく、それまでどんなにご機嫌さんであったとしてもその音を聞きつけるやいなや、ガクガクブルブルと震えだす。呼吸は乱れ心も千路に乱れてその場から逃げ出そうとする。パニックに陥ってしまうのだ。

家の中に居ても、電気・ガス・水道料金の検針時の些細な物音を異常に怖がる。検針員の方はそれこそ大きな音を立てないように静かにされているのに、それがかえって怪しい気配に感じられて恐怖心を煽るらしい。この時に私が2階の寝室で二度寝や昼寝なんかしていたりすると、助けを求めて階段を駆け上りわざわざ起こしに来る。それならまだいい。時には私のところに辿りつく前におもらしをして、半ベソ顔で震えながら佇んでいたりする有様だ。

今日は検針日ではなかったのだが、自宅裏手のマンションの方からなにやらカサコソと物音がした。さっと耳をそばだてるヤマト。「あ、来る来る」と横目で様子を窺っていたら案の定、パソコンに向かっていた私のところへ助けを求めるような目をしてやってきて、パソコンデスクの下に潜り込んでプルプルと震えていた。

「怖くないでちゅよー。大丈夫でちゅよー」などと腫れ物に触るようになだめてはいけない。「へ?なんすか?」と何事もなかったように普通に振舞うべし。一瞥して私はまたモニタに目を向けた。



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そいつに助けを求めたって無駄だってば。しっかりなさい、兄ちゃん!

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